強いチームはなぜ強いのか?
GENIC代表の尾花です。
ここ名古屋は、暖かくなったり寒くなったりと、体調を崩しやすい天候が続いています。
周りでもインフルエンザが流行っているようです。
体調管理に加えて、ウイルスに感染しない対策もしなければいけませんね。
さて、本日のお題。
強いチームはなぜ強いのか?
私は次の3つの「差」に集約されると思います。
①圧倒的な実力差
②チームワークの差
③「勝つ」ことへのコミットメントレベルの差
①圧倒的な実力差
数年前、プロフェッショナル仕事の流儀という番組で、プロとは?の問いに対してダウンタウンの松本人志さんが言った言葉。
「素人に圧倒的な力の差を見せつけて勝つこと。それがプロだ。」
では、プロ同士の世界ではどうでしょう。
そもそもとてつもなく大きな実力の差はないはずなんです。
プロ野球はいまキャンプシーズンですが、解説者たちが順位予想をするのが恒例となっていますね。
ところが、シーズンを終えてみると当たったり当たらなかったり。
昨シーズンのセリーグが良い例でした。
東京ヤクルトスワローズが見事優勝を果たしましたが、シーズン前に「ヤクルト優勝」と予想した解説者はほとんどいませんでした。
つまり、プロの世界においては、
『実力差は勝敗に影響するが、最も重要な要素ではない』 というのが私の持論です。
②チームワークの差
これはとても大切です。
先日例にあげた、ラグビー日本代表や、甲子園で優勝する高校野球チームを見ていると、もれなくチームワークが良いと感じます。
最もチームワークが影響するスポーツって、何だと思いますか??
私は「綱引き」だと思います。
綱引きは、絶対に一人の力では勝てません。
100の力を持った人が3人集まると、その力の合計は300でしょうか?
実は違うのです。
力を同じ方向に最大限向けることができないと、100+80+90=270になってしまうこともあるためです。
本来持っている力が逃げてしまい、結果的に力をロスしてしまうわけです。
これを組織開発の世界では、「プロセスロス」といいます。
でも、安心してください。
ロス、があるということは、その逆もあるのです!
100+110+120=330。
チームワークが働き、個々がもっている力を最大限発揮したとき、個の力の合計以上の力になることがあります。
これを、「プロセスゲイン」といいます。
③「勝つ」ことへのコミットメントレベルの差
実力もあり、チームワークもとれている。
これだけで、勝つ確率はグンと高まります。しかし、これだけで十分といえるでしょうか?
例えば、
Aチーム → 実力は十分。チーム内の関係も良い。でも、本番前「勝てるかな、不安だな」と思っているメンバーがいる。
Bチーム → やってみなければわからない、とにかく「絶対に勝つんだ!」と気合い十分。
どちらがその場を支配するでしょうか。
私はBチームだと思います。
いま世間で流行している「コミット」という言葉ですが、コミットメントの略です。
コミットメントには、その強さ深さを示す段階があるということは、意外と知られていません。
人材や商材は申し分ないのに結果が出ていない企業は、②や③が原因かもしれませんね。
GENICが提供する、チーム力強化プログラムであるチームコーチングは、
コミットメントレベルを最大まで高め、メンバーが健全な関係を築き、チームワークと成果の両方を手に入れる、組織開発の最新手法です。
次回は、「コミットメントレベル」をテーマにお届けしたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。
2016年2月24日 6:43 pmCategorised in: Blog
This post was written by GENIC