モチベーションとテンションの違いとは?
社内の雰囲気を良くするために、各組織で様々な取り組みが行われています。
社員教育、自己啓発研修、面談、会議、社員旅行、飲み会、など、数えればキリがありません。
これらの取り組みは、社内風土改善に一定の効果があります。
実施後に、「会社の雰囲気良くなったな~」と感じた経験、皆さまにもあるのではないでしょうか?
ただし、これらの取り組みを実施する際、チェックすべきとても重要なことがあります。
それは、
『上がっているのはモチベーションなのか?テンションなのか?』
ということです。
改善されたような気がしたけど、長くは続かなかったというケースは、テンションが上がっていたという証です。
逆に、取組後も良い雰囲気・風土が持続するケースは、モチベーションを上げられた証ですね。
モチベーションとテンション、何が違うのでしょうか?
それは、それぞれの英単語を辞書で引いてみると明らかになってきます。
モチベーション(motivation) ➡ 動機、意欲、やる気
テンション(tension) ➡ 張っている、引っ張り、張力
つまり、
モチベーション ➡ 人が何かをする際の動機づけや目的意識 ➡ 内から湧き上がるもので、持続するもの
テンション ➡ 心の興奮・緊張・高揚状態 ➡ 外部からの刺激によるもので、一時的なもの
と定義づけることができます。
どちらもとても重要な要素です。
数時間、数日といった短期プロジェクトの場合には、テンションを上げて一気に仕上げてしまうのが良いでしょう。
数カ月、数年といった長期プロジェクトの場合には、モチベーションを持って学習を重ねながら進めてゆくべきでしょう。
社内で行われる様々な取り組み。
モチベーションを上げたいのにテンションを上げてしまっている。
テンションを上げたいのにモチベーションに働きかけている。
目的と手法を間違えないように、ケースに応じて使い分けることが、良い組織を創る近道となります。
チームコーチングは、モチベーションに働きかける手法です。
長期プロジェクトや永続的な風土創りに最適なサービスとなっています。
組織開発に限ったことではありませんが、
重要なのは、「それを何のためにやるのか?」ということだと思います。
目的があると目標ができます。そして、ビジョンが見えてきます。
ビジョンと現実とのギャップが、組織の抱える課題であり、その解決策が戦略となります。
ちょっとしたことにも目的意識を持つことは大切なことですね。
2016年5月30日 7:25 pm