ホセ・ムヒカから学ぶこと
GENICの尾花です。
今日の名古屋は冬に戻ってしまったかと思うほど、風の冷たい一日となりました。
こんな日は規則正しい生活を心がけ、体調を崩さぬよう注意が必要ですね。
さて、近ごろ世界でもっとも貧しい大統領といわれているホセ・ムヒカ氏が話題を呼んでいます。
「人は物を買う時は、お金で買っていないのです。そのお金を貯めるための人生の裂いた時間で買っているのですよ。」
「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。」
「私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。」
これらのスピーチが有名になっていますね。
どれもまったくその通りだと共感をおぼえます。
一見すると、共産主義のように捉える人もいますが、ムヒカ氏は経済の発展を否定しているわけではないと思います。
私は以下のように解釈します。
利益を追求する、売上をあげる、シェアを拡大するといった、どこの企業にもありがちな意識や行動。
ただ数値的な目標や成長を追い求めてはいけない。
その数字や、自分たちの仕事にどれだけの意味づけをもっているか。
現代に存在する仕事の大半は、人類の幸福にとって必ず何らかの意味をもった仕事だと考えます。
問題なのは、発展を求めることそのものではなく、発展という言葉ばかりが先走りしてしまっていることです。
皆様の仕事で売上が発生して、お客様からお金をいただいているのならば、それはお客様にとって必ず価値のある仕事だということ。
その価値を、提供する側がどれだけ認識しているのでしょうか。
ただ数値目標を達成するだけでなく、提供した価値を提供する側が感じることは大変な喜びにつながるのです。
そして、得た喜びが本人からチームへ、会社へ、そして家族へとつながってゆく。
このような喜びの連鎖こそ、人類の幸福へとつながってゆく。私はそのように考えています。
人類は幸福になるために地球にやってきました。
そして、経済の発展も幸福になるための手段のひとつであると私は思います。
コーチングにおいて、ある一定の事実を違った角度から見ることによって、まったく別の意味づけを創造する技術をリフレーミングといいます。
弊社の提供するチームコーチングでは、リフレーミングなどのコーチングスキルやコンサルティングスキルを駆使して、
皆様のチームが、自らのミッションを自ら明確にハラオチさせるご支援を行います。
ホセ・ムヒカ氏の言葉は、自らの使命として提供させていただいているサービスが、とても尊いものであることを確信させてくれました。
私の生涯をかけてでも、世の中にひとつでも多くの真のチームを誕生させるご支援を続けてまいります。
2016年4月11日 10:44 pm