奇跡の裏にあったチームコーチング

おはようございます。

日曜日の暖かさから一転、名古屋は昨日今日と冷え込んでいます。

 

昨日のブログで、チームコーチングの認知・普及が我々の使命であることをお伝えしました。

本日は、チームコーチングが取り入れられていた例をご紹介します。

 

昨年、日本中を沸かせたラグビー日本代表。その活躍は説明するまでもありませんね。

チームを率いたエディー・ジョーンズがチームコーチングを取り入れていたことをご存じでしょうか?

南アフリカ戦の勝利、ワールドカップ3勝、数々の偉業を成し遂げた彼らですが、チームを象徴するエピソードがあります。

 

南アフリカ戦の終盤、日本は最大のチャンスを得ます。

ペナルティーキックを決めれば同点。エディー・ジョーンズは「ペナルティーキックを選択しろ」と指示を出します。

しかし、選手たちが出した結論は「スクラム」でした。

スクラムからトライを狙う。つまり、勝ちにいくという強い意志の表れだったのです。

その結果はここで言うまでもありませんね。

 

エディーは「ジャパンウェイ」を掲げ、日本人にしかできない戦術を追求しました。

その中でも特筆すべきポイントは2つです。

 

・高い目標を明確に掲げ、ゴールから逆算したプランニング

日本中が歓喜の渦に包まれた南アフリカ戦の勝利。

「ラグビーに番狂わせはない」と言われるほど、実力がモノを言うラグビーの世界。

日本代表は、当初から「南アフリカに勝つ」という具体的でとても高い目標をもっていたのです。

それまでの日本代表のワールドカップでの戦績は1勝21敗1分。世界的に見れば弱小チーム。

そんなチームが、世界トップに君臨する南アフリカに勝つなど、常識では考えられないことだったのです。

 

当時の世間の声はこんな感じだったんではないでしょうか。

「無茶だ」 「目標は高ければいいってもんじゃない」 「現実を見ろ」 「少しずつレベルアップを図るべきだ」

 

ところが、エディー・ジョーンズは南アフリカに勝つにはどうしたらいいのか?徹底的に考えたのです。

いま流行りの言葉で言えば、南アフリカに勝つとコミットしていた、ということになります。

合宿などでも、「南アフリカに勝つんだ!」と言い続けていたそうです。

つまり、現状からの積み上げではなく、なりたい姿から逆算して戦略・戦術のプランニングを行ったのです。

そして更に重要なのが、次のポイントです。

 

・逆境を用意し、選手の自主性を育んだ

エディー・ジョーンズは、理想のビジョンを掲げると同時に、選手たちに徹底的に現実と向き合わせました。

「南アフリカに勝つと言っているが、今のお前たちはこうだ!」と、現状を知らしめます。

現実と目標とのギャップを、よりリアルに正確に測る意図があったのではないかと思います。

目的地までの距離を把握することで、このままではマズいぞ、今までのやり方だけではとても辿り着けないぞ、

選手たちはこんな気持ちをもったのではないでしょうか。

つまり、過去の自分にしがみついていては目標達成なんてできないということを、選手たちに強く自覚させた。

ここに選手たちの自主性が育まれる仕掛けがあったのです。

五郎丸選手も、メディアの取材に対してこう答えていました。

「南アフリカに勝てた最大の理由は、自主性だ」と。

 

これはまさにチームコーチングそのものなのです。

スポーツとビジネスは共通するものが多く存在します。

少しずつ紐解いてゆきたいと思いますので、楽しみにしていてくださいね。

2016年2月16日 10:05 am

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This post was written by GENIC